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加古川の就労継続支援B型事業所が生活介護事業 日中の居場所を提供

施設の利用者

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 加古川の就労継続支援B型事業所「アゼリア」(加古川市尾上町、TEL 079-453-5177)が生活介護事業を始めて1年がたった。

ちぎり絵を楽しむ生活介護利用者

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 同事業所は2019(平成31)年2月に設立。就労継続支援B型事業所として障がい者にパチンコ台の分解やホテルの清掃補助などの就労訓練を行っている。昨年2月には生活介護事業を開始。就労訓練が伴わない折り紙や切り絵などの創作活動で一日を過ごしてもらう。サービス管理責任者の堀高信子さんは「一日中は就労訓練に就けない人にも日中の居場所を提供したかった」と話す。

 現在、利用者1人が生活介護サービスを利用し、ちぎり絵を楽しみながら過ごしている利用者が希望するときは、ホテルの清掃補助をに行ってもらう。

 利用者は「B型事業所の仲間から絵が上手とほめられたことをきっかけにちぎり絵を始めた。みんなが次の作品の題材を探してくれて、毎日楽しく過ごしている」と笑顔を見せる。

 1年を迎え、理事長の橘生也さんは「コロナもあってまだ利用者は少ない。利用する皆さんが笑顔で来て、笑顔で帰っていく場所にしていきたい」と意気込む。

 生活介護の利用時間は10時~16時。

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