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高砂・曽根天満宮前のカステラまんじゅう店が刷新 45年続く味を義娘が継承

名物の自家製白あん入りカステラまんじゅう

名物の自家製白あん入りカステラまんじゅう

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 高砂・曽根天満宮(高砂市曽根町)前で40年以上営業する「むらたのカステラ饅頭(まんじゅう)」(TEL 090-1246-0063)が4月21日にリニューアルオープンした。

リニューアルした「むらたのカステラ饅頭」の外観

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 同店は1975(昭和50)年に同町在住の村田清野さんが創業。1998(平成10)年には放火に遭い店舗が全焼するなどの苦難も乗り越えてきた。清野さんが高齢となり、体調に不安を感じるようになってからは義娘の圭子さんも手伝いながら営業。一方で店舗の老朽化が顕著で、空調設備もなく夏場の営業に支障が出るようになったため、今年3月から改装工事に入った。

 新店舗は圭子さんが継承し、夫の忠彦さんと共に切り盛りするという。圭子さんは「自分の仕事もあるので、義母からお店を引き継ぐか正直迷った。でもお客さんから『お店を辞めないで』という声をたくさんいただき、その思いに応えたかった」と話す。

 看板商品は自家製白あん入りのカステラまんじゅう(5個200円、10個400円、15個600円)。レシピは清野さんが仕込んでいたときと同じ。現在も清野さんが味見をしながら変わらない味を目指しているという。「代替わりすると味が変わったという話をよく聞く」と圭子さん。「そうならないように、長くここで愛された味をつないでいきたい」と意気込む。子どもに人気のミルクせんべい(くじ引き1回50円で3~5枚)も販売する。

 リニューアルオープン初日は開店当初から大勢の来客があり、「きれいになったね」「続けてくれてありがとう」「おばあちゃん元気?」など喜びの声が。忠彦さんは「母が長く続けたおかげで、今では3世代にわたって来店してくれるお客さんも多い。曽根の名物になっているのでは」と笑顔で話す。

 圭子さんは「初日からうれしい言葉をたくさんいただいた。長く通ってくださっている年配の方には居場所をなくさないように。SNSも始めたので新しいお客さんや若い世代にも広めていきたい」と意気込む。

 営業時間は9時~17時ごろ。4月23日は休み(不定休)。4月24日・25日はオープンフェアとしてミルクせんべいのくじ引き1回で1枚サービス。

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