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高砂・松陽高校の生徒と教諭に「のじぎく賞」 踏切で転倒のお年寄り救助

受賞した(左から)松田さん、横田さん、北川教諭

受賞した(左から)松田さん、横田さん、北川教諭

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 県立松陽高校(高砂市曽根町)の生徒・教諭に兵庫県の善行賞が贈られ、7月27日、高砂警察署(高砂市荒井町)で贈呈式が行われた。同賞が送られたのは、同校2年生の松田真美さんと横田風花さん、教諭の北川欽一さんの3人。

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 松田さんと横田さんはボランティア部に所属。6月26日、部活動を終えて下校途中の7時10分ごろ、道中にある踏切で自転車を押して渡る88歳の男性が踏切内で転倒、直後に遮断機が下りて閉じ込められた現場を目撃。2人は他の通行人と協力し、転倒した男性を踏切外の安全な場所へ移動させ、その後現場を通り掛かった北川教諭が電車に向かって大きく手を振って合図を出し停車させ119番通報し、事なきを得た。

 横田さんは「当時は無我夢中で救助をしていたが、大きな事故にならなくて良かった」、松田さんは「普段からボランティア意識を持ち、今後も積極的に人助けをしたい」と話した。高砂警察署の森本成治所長からは「連携した救助で大惨事につながる事故を防止した行動は見習うべき」と3人に感謝の言葉を述べた。

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