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高砂市が地元企業と「災害時無人航空機活用」協定締結へ ドローンで災害情報収集

協定に調印した登高砂市長(左)とハリマニックスの菱田会長(右)

協定に調印した登高砂市長(左)とハリマニックスの菱田会長(右)

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 高砂市役所(高砂市荒井町)で8月31日、情報処理サービスを手掛ける「ハリマニックス」(高砂市高砂町)と高砂市による「災害時における無人航空機の運用に関する協定」調印式が行われた。

災害時の活躍が期待されるドローン

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 地震や洪水、土砂崩れなどの災害発生時、被害状況の情報収集を円滑に行うため設定した同協定。

 高砂市によると、ハリマニックスは災害発生時に無人航空機「ドローン」による情報収集を行い、収集した画像を活用して被害地図の作成などを行うことで、災害応急活動と災害復旧活動を支援するという。

 登幸人高砂市長は「24時間、高砂市の安全を守る中で、これまでは災害が起こった際の現況把握が難しかった。現場に密着するドローンの活用は時期に見合った有効策」と期待を寄せる。

 同社によると、空撮事業は社員の趣味がきっかけといい、顧客に喜ばれたことから事業化したという。空撮事業を始めて2年、同社では現在5機のドローンを保有する。

 ハリマニックスの菱田好美社長は「生まれも育ちも高砂。地域貢献できてよかった。創業50年の新たな視点で取り組む空撮事業の励みにもなる。(協定は結んだが)災害がなく活躍することがないように願っている」と話す。

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