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加古川のリボン作家が「畳の縁」使ったリボン 日本の「和」伝えたい

縁リボンの作品

縁リボンの作品

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 加古川で活動するリボンクラフト「Chiyukoi ribbon(ちゆこい りぼん)」の作家・乾千秋さんが、日本の「和」文化を広めようとクラフトを生かした「畳の縁リボン」を考案し、販路を広げている。

リボン作家の乾千秋さん

 リボンの技術や知識生かしてヘアアクセサリーや小物などを作るリボンクラフト。乾さんは「リボン講師の資格を持った友人の誘いでリボンの作品を作ったのがきっかけ。別の友人にプレゼントしたらとても喜んでくれ、もっと作ってほしいとも言われ、もっと作ろうかとなった」と話す。

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 「最初は独学で学んでいた。人と同じ物を作るのが嫌で、その人のためのオンリーワンの作品を作りたくてぼちぼちと作っていき、イベントにも出店するようになった」と経緯を話す。同時期に体調を崩し、しばらく家にこもりがちだったところ、ハンドメードグループ「Belle Rose」主宰の松井敏美さんや、「Mimolette」主宰の川守ちはるさんが声を掛け、「イベントなど外に出るきっかけをつくってくれた。そのおかげで外に出るようになり、周りの方たちの助けもあって今の自分がいる」と感謝する。

 「自分も何か役に立てないか」と思っていた際、作家の「つまみ細工 華の和」(明石市)の尾上和美さんから、ミニ畳や畳の縁で作ったペンケースなどの小物をイベントで出店していた企業「畳のヤスダ」(神戸市)の3代目、保田貴政さんと下酔尾祐希(しもえのおゆうき)さんを紹介してもらった。話を聞くうち、畳の良さを伝えようと頑張っている姿に感動し、自身も和小物が好きになったという。「『畳のヤスダ』で取りそろえていた畳の縁を見たとき、縁リボンを思いついた」と話す。

 畳の縁リボンは10月7日に開店した「着物de姫路 chouette(しゅえっと)」(姫路市)や「ちかちゃんぱん」(加西市)で委託販売するほか、「ちかちゃんぱん」の紹介で加西市にあるフォトスタジオ「栄光社」で撮影時の小物でも使われている。

 「『縁』は『ヘリ』とも『えん』とも読めるまさに私の大好きな言葉。本当にいろんな縁『えん』のおかげで今の元気な自分がいる。一人でも多くの方に元気になってもらえるよう物作りを通してお手伝いができたら。日本の『和』がいろんな世代の方に伝われば」と笑顔で話す。