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加古川総合庁舎に駐車場混雑検知システム AIカメラ・地域BWA網活用

加古川総合庁舎に設置されている混雑状況を伝えるモニター ホームページでも同画面が表示される

加古川総合庁舎に設置されている混雑状況を伝えるモニター ホームページでも同画面が表示される

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 兵庫県加古川総合庁舎に1月4日、庁舎の駐車場の混雑状況を検知するシステムが導入された。

設置されているカメラ(左上)

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 同庁舎では、多くの利用者が自家用車で来庁し、時間帯によっては駐車場の収容台数を超えてスムーズな入庫に支障が生じることもあるという。この課題を解決するため、ネットワークカメラを設置し、駐車状況の把握・解析し、混雑状況を東播磨県民局のホームページに表示するシステムを構築した。県庁舎では初の試みという。

 同システムはレストランの混雑具合を表示するシステムを改良したもので、カメラに映った車両をAI技術で自動検出し解析。駐車率によって「空いています」(50%以下)、「やや混雑しています」(60%~80%)、「混雑しています」(90%以上)の3段階で表示する。ネットワーク回線は地域広帯域移動無線アクセス(地域BWA)を活用。ネットワークの配線工事が不要で、設置場所を選ばず運用できるメリットがあるという。

 県民局の小川佳宏局長は「一番の特徴は地域BWA網を使っていること。これにより配線工事は不要で比較的安価なシステム導入ができる。東播磨2市2町には地域BWA網が整備されているので、他の公共施設やイベントなどでも活用できれば」と話す。

 県民局では来年度以降、要望に応じ他の公的機関へ展開していく考え。

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