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高砂「匠工芸」がリボンの騎士の剣を製作 衣装も手作りで世界観表現 

サファイアの衣装で剣を握る桃井さん

サファイアの衣装で剣を握る桃井さん

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 高砂のプラスチック加工会社「匠工芸」(高砂市荒井町、TEL 079-445-4500)が8月27日、手塚治虫の代表作「リボンの騎士」の主人公「サファイア」の剣を製作し販売を開始した。

柄の部分は凹凸で模様を再現

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 同社の武器造形ブランド「TAKUMI ARMORY(タクミアーマリー)」は、アニメやゲームに出てくるような「ファンタジー武器」の製造を得意としてきた。社長の折井匠さんは「最新のアニメも好きだが、子どもの頃に見た手塚治虫の『鉄腕アトム』や『リボンの騎士』がアニメ好きの土台。培ってきた技術でサファイアの剣を表現したかった」と話す。

 製作に当たっては、宝塚市にある「手塚治虫記念館」にあるフィギュアを観察し参考にした。漫画やアニメだけでは細部が分からなかったため、展示してあったフィギュアを基にパソコンで剣の持つ部分などを描き直したという。

 全長約80センチの剣は、プラスチックの塊から削り出す方法で製作。折井さんは「凹凸で模様を再現した剣を持つ部分の造形に注目してほしい」と話す。世界観を表現しようと、剣の製作に合わせた衣装を社員の桃井鈴さんが手作りした。帽子は発泡スチロールを加工して仕上げたという。

 折井さんは「本当にリボンの騎士が好きな人に買ってもらいたい。専用のディスプレーケースも付けたので、自宅に飾ってもらえれば」と話す。

 価格は22万円(限定2本)。2分の1サイズは13万2,000円(限定3本)。申し込みは電話かオンラインショップで受け付ける。衣装は非売品。

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