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稲美町のキング醸造が醸造かすを利用した健康志向の発酵食品開発

「オリゼージョイ」をPRする丸井さん(左)と宇治橋さん(右)

「オリゼージョイ」をPRする丸井さん(左)と宇治橋さん(右)

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 家庭用みりん風調味料「日の出みりん」などを製造販売する「キング醸造」(加古郡稲美町)が、みりんや日本酒を製造する過程で生まれる「みりん粕(かす)」「酒粕」などの醸造かすを利用した健康志向の新ブランド「オリゼージョイ」を2月1日から販売している。

「ジンジャーラテ」と「サラダラテ」

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 醸造かすを利用した「オリゼージョイ」は抹茶のような味わいの「サラダラテ」(5包1,080円~)、ショウガ味のソイラテ「ジンジャーラテ」(5包1,080円~)、ベルギーチョコレートと酒かすのスイーツ「ショコラクランチ」(40個入り2,700円)、ベルギーチョコレートをしっとりとしたクッキーで挟んだ「ショコラサンド」(5個入り1,836円)の4品をウェブサイトで販売する。

 同社では年間、数百トンの醸造かすが生成されている。醸造かすは肥料、飼料などの栄養素や漬物など食品用に利用されている。「オリゼージョイ」は品質管理が難しく、日持ちしないため取り扱いが難しい醸造かすをパウダー化することで活用方法を考案した商品という。

 同社の丸井慎太郎さんは「酒かすは美容と健康にいいと言われているが、味を深くするなど食べものをおいしくすることができる。添加物の使用はなるべく控えて素材も厳選しておいしく体に良い商品を目指した」と話す。製品開発に携わる宇治橋美江さんは「これまでの『日の出みりん』ブランドとは異なり、パッケージなどもシンプルにして若い人たちにも受け入れられるようにした。味もおいしいので、ぜひ食べてほしい」と話す。

 「オリゼージョイ」は専用のウェブサイトで販売する。

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