加古川の靴下専門店「かこがわ工房Kips(キップス)」 (加古川市加古川町、079-423-5061)が10月1日、オープン10周年を迎えた。
加古川の地場産業である「靴下」を多くの人に知ってもらおうと、兵庫県靴下工業組合直営のアンテナショップとして2009(平成21)年10月にオープンした同店。
同店店長の澤野恵さんによると、加古川のメーカーは靴下の全国三大生産地域として知られる兵庫県の中で生産量の半数以上を占めているという。同組合に所属している靴下メーカー13社がそれぞれの特徴を生かし、同店では500種類以上の靴下を取りそろえる。
澤野さんは「以前に比べて、靴下が加古川の地場産品であることを知ってもらえるようになった。小学生が社会学習で地元産業を勉強することで、靴下が加古川の地場産業であることを親子で知ってもらえたり、地元の特産品ということで当店に足を運んでくれたり、プレゼントとして当店の靴下をもらい、履き心地が良かったので来店したなど、さまざまな理由で当店を知ってもらえるきっかけができた」と笑顔を見せる。
「当店を知らないお客さまにも来ていただき、手に取って興味が湧いたら履いてもらい、良さを実感していただくことが一番。外反母趾(ぼし)や足首のゴムのしめつけによる痛み、冷え性など靴下によるいろいろな悩みを抱えているお客さまに寄り添い、相談にのれたら」とも。
営業時間は10時~19時。原則第1・第3火曜定休。