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加古川で「靴下まつり」 2500人が地元メーカー直販靴下買い求め

靴下を買い求める来場客

靴下を買い求める来場客

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 加古川プラザホテル(加古川市加古川町)で11月14日、「第21回靴下まつり」が開催され、約2500人が来場した。主催は加古川商工会議所女性会、兵庫県靴下工業組合。

熱気に包まれた会場の様子

 加古川の地場産業である靴下を大幅に割引してメーカーが直接販売する同イベントは今年で21回目。通常1,000円から1,500円の靴下を中心に、3足1,000円などの価格で販売される。

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 今回は加古川市内を中心にメーカー16社が参加し、素材や機能性、編み方、柄など各社特徴のある商品が並べられた。

 同ホテルには朝から長蛇の列ができ、「最後尾はこちら」と書かれたプラカードを持ったスタッフが来場者の整理に追われた。10時の開場後、来場客はそれぞれ目当ての靴下メーカーのブースに向かい、会場は熱気に包まれた。

 列の先頭に並んだ女性(加古川市尾上町)は「朝8時過ぎから並んでいた。今年で4回目の参加になる。目的は千代田繊維の靴下」と話す。

 友人と子ども連れで参加していた2人組の女性(同市別府町)は「友人に教えてもらって初めて参加した。冬に向けて暖かい靴下を家族分買いたい。目標は10足」と楽しそうに靴下を吟味していた。

 兵庫県の靴下生産量は奈良県に次ぎ、全国2位。その半数以上のメーカーが加古川市内にある。

 兵庫県靴下工業組合の鷲尾吉正さんは「加古川と言えば靴下だが、以前のメーカーは卸販売しかしていなかった。女性会から『市民に直接販売できないか』と提案されたことが開催のきっかけ。はじめは予想以上の売れ行きに驚いた」と振り返る。

 小売りを経験したことで、現在はアンテナショップやインターネット販売を手掛けるメーカーも増えたという。

 加古川商工会議所女性会の谷崎恭子さんは「継続していくことが大切。今では市内だけでなく、近隣の相生市や三木市から足を運ぶ来場客もいる。女性会を通して全国に加古川の靴下を広めたい」と意気込む。

 「今後は綿花の栽培も加古川で行い、組合でしか作れない付加価値の高い商品を作りたい」と鷲尾さん。「加古川の靴下産業の歴史は古く、4代目が頑張っているところもある。まずは加古川に靴下メーカーがたくさんあることを知ってほしい。良質な靴下を生産している加古川を県外などにも自慢してもらえれば」と話す。

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