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加古川出身の大学生がSF中編映画製作 地元の友人も出演

監督の滝大雅さん(右から4人目)と同志社大学自主制作映画サークルF.B.Iの制作メンバーたち。

監督の滝大雅さん(右から4人目)と同志社大学自主制作映画サークルF.B.Iの制作メンバーたち。

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 加古川南高校出身で同志社大学の3回生、滝大雅さんが現在、同大自主制作映画サークルF.B.Iの仲間や地元の友人たちと共に、SF中編映画「ハイライト」の製作に取り組んでいる。

加古川の城山で撮影した1シーン。

 作品のタイトル「ハイライト」は、滝さんが好きなたばこ「ハイライト」と、英語の「ハイライト」が持つ「光が当たっているところ」「盛り上がったところ」などの意味が、同作品の内容にふさわしいと決めた。

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 物語は、地球より発達した星「惑星トレンチ」が地球を支配し、地球を「イチ」と「二」という世界に時間を分断。時間の進む速さの違いによって発展した「二」の世界に、「イチ」の世界から見世物として出稼ぎに行く芸人たちの生きざまを描いている。

 同作は、滝さんの大学生活や、地元の友人たちとの付き合い、家族関係などから着想を得た。滝さんは「大学進学を機に加古川を離れ京都に住み始めた。1年後に帰省した際、就職を選んだ地元の友人たちは車と酒の話ばかりしていた。当時の自分はそんな友人たちを馬鹿にしていた」と振り返る。同作のプロデューサーを務める小島寛太さんは「当時の彼は、地元の友人たちと話すことと、大学の友人たちとの間で話す内容とのギャップに悩んでいた」と話す。

 映画では、時間分断された「イチ」の世界を地元の人、「二」の世界を大学に進学した人として、描き、「イチ」の世界を出たい主人公の丈介(じょうすけ)と、残りたい卓馬(たくま)という2人を登場させ、当時の悩みを表現したり、問題提起を行ったりしている。撮影の多くは加古川で行ったほか、キャストとして出演する高校の友人らは土・日の休みを利用し撮影に参加した。

 「地元や地元の友人たちを良く見ていない時期があったが、今は、そんな地元で、地元の友人たちが一緒に出演する映画を製作したいと思った」と滝さん。「この映画を見てもらえれば、どこかしら自分自身に通ずる部分があると思う。自分に置き換えて、かみしめるように見てほしい。完成後は、ロケ地である加古川で上映できれば」と笑顔を見せる。

 作品は11月26日から開催される同志社大学EVE祭で仮完成したものを上映するほか、2020年開催のぴあフィルムフェスティバルに出品予定。映画製作のため、クラウドファンディングを11月1日まで行っている。

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