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加古川でライブペイント コントラバスの演奏に合わせ恩師宅のふすま絵描く

山口さんのライブペイントの様子

山口さんのライブペイントの様子

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 兵庫県高砂市出身の美術家、山口和也さんのライブペインティング「KAKIAIKKO」が9月28日、「加古川市立松風ギャラリー」(加古川市野口町)で開催される。主催は「trace(トレース)」。

PRする山口さん

 コントラバス奏者の船戸博史さんの演奏に合わせて、山口さんが即興でペイントする同イベント。描くのは山口さんの小学校の恩師、田中雅博さんの自宅の離れのふすま絵だ。

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 当日は襖2枚を特注のイーゼルに固定して描く。襖の和紙は福井県越前市で作られ、日本でも有数の手すき和紙として知られる「雲肌麻紙(くもはだまし)」を使う。使う画材は墨や木炭、鉛筆、オイルパステル、岩絵具などを準備するが、何を使うかは本番にならないと分からないという。

 恩師の田中さんとは小学校以来連絡が途絶えていたが、2000(平成12)年に兵庫県西脇市の美術館で再会。田中さんの自宅に離れを作ったことをきっかけに、山口さんが描くことになった。

 山口さんは「小学生と同じ目線で付き合ってくれる先生だった。家に招いてくれたり、映画を一緒に見に行ったりするなど、形式にこだわらず、いたずらなども受け入れてくれた。35年前のワクワクをお返ししたい。僕にとって最高の落書きになれば」と笑顔を見せる。

 20年前から音楽家と即興で行うライブペインティングを始めた山口さん。「打ち合わせなしで音と線を交わしていく。自分と音楽家の二人の生き物が互いに反応することで、即興でしか出ない発光、トキメキが生まれる。その痕跡を描きたい」と話す。

 山口さんは「絵をゼロから仕上がりまで間近で見られる機会は少ない。ライブペイントは会場を共有する人の空気感も影響する。みなさんのいる空間から生まれた絵を目撃してほしい。感覚的に反射的に出た線はみなさんとの間合いでもある」と来場を呼び掛ける。

 17時開場、17時30分開演。18時30分終演。終演後は交流会を開く。入場料2,000円。問い合わせは「trace」(TEL 075-201-5125)まで。

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