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加古川でまちづくり公開プレゼン 空き物件活用案を21人が提案

プレゼンの様子

プレゼンの様子

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 加古川の空き物件を活用したまちづくりイベント「まちリノベKAKOGAWA2016・秋」の公開プレゼンテーションが11月26日、寺家町商店街内で行われた。加古川活性化の一環。

公開プレゼンテーションの様子

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 主催は、かこがわ活性化プロジェクト委員会「チームかけはし」(加古川市加古川町、TEL 079-423-5816)。2009年から中心市街地活性化を目的に活動する団体で、現在は地元NPO法人「シミンズシーズ」(加古川町)が運営。

 11月3日に始まった同企画は、約1カ月で物件を活用したまちづくりの企画を練り上げる。参加者は地元高校生や飲食店主、主婦や会社員など10~50代の21人。

 加古川駅前かいわいの5つの空き物件からチームに分かれて企画。物件見学で始まり、現地調査やヒアリング、企画会議を重ねて具体的な事業収支の算出まで練り上げる。

 当日は一般参加も含め約50人が集まった。各チーム10分でプランを発表。「古い倉庫を活用して、まちなかアウトドアスペースとして運営し、地域防災にもつなげたい」「廃虚ビルをレンタルフォトスタジオとして運営し、地元の寺院や神社などで撮影できる場所にしていきたい」「障がい者も働けるカフェとしてブランディングを行い、地域でつながりを持つ場所をつくりたい」など思い思いのプランが提案された。

 提案後は同企画のアドバイザーからコメントも。団地再生を手がける佐伯亮太さんや、シェアハウス企画運営施工を手掛ける清水大介さん、笹倉みなみさん、福祉施設やコミュニティースペース事業を手掛ける首藤義敬さんほか地元金融関係者も。事業収支の組み立てや本格的なアドバイスに参加者は真剣な表情でメモを取る姿も見られた。

 ゲストとして、東京でシェアハウスを運営する「スタジオアンモナイツ」(東京都武蔵野市)の瀬川翠さんも登壇。各チームへの講評をはじめ、自身が運営するシェアハウスの取り組みや、不動産とまちづくりについて独自の視点で紹介した。

 今回提案されたプランは、さらに企画を練り上げ、不動産オーナーの合意を得て事業として実現していく予定で進める。

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