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加古川の小動物専門店「チッチのお家」、就労継続支援B型施設開く

支援員の簑田由美さん(右)とブリーダーの簑田礼さん(左)

支援員の簑田由美さん(右)とブリーダーの簑田礼さん(左)

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 小動物専門店「チッチのお家」(加古川市加古川町、TEL 079‐454‐3007)が就労継続支援B型施設を開所して3月1日で3カ月がたった。

店内の様子

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 フクロモモンガやミーアキャットなどのエキゾチックアニマルを扱うブリーダーの店として2021年にオープンした同店。同施設の代表で障がいのある家族を持つ簑田正代さんは「動物を通じて命の尊さを学び、地域社会へとステップアップしてほしい」と2022年12月に同施設を開いた。

 同施設での主な作業は、同店での動物の世話や接客、清掃など。作業は利用者自身が決めるシステムになっているという。

 正代さんの三女の由美さんは生まれつき筋肉の発達が弱く、肺機能の障がいがあるため、24時間人工呼吸器を装着し車いすの生活を送っている。由美さんは「私が今まで経験したことを踏まえて、障がい者目線でいろいろな相談、アドバイスができれば」と同施設で支援員を務めている。

 由美さんは「障がいを持つ人が社会に出たいと思っても、選択肢が限られてしまう。 『なりたい自分』になるために、ここでいろいろな事を学び、自分の未来へとつなげてほしい。私たちも全力でサポートしたい」と笑顔を見せる。

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