自分らしい生き方や踏み出す一歩を見つけるためのトークライブと交流会「生き方HINTOライブ」とワークショップが2月4日、開催された。
東播磨生活創造センター「かこむ」(加古川市加古川町)が制作した冊子「生き方を見つめるためのHINTO(ヒント)」の発刊を記念して開く同イベント。第1部では、過去に取材した人の中から3人をゲストに招き、「東播磨で自分らしく生きるための一歩を踏み出すには?」をテーマにパネルディスカッションを行った。その後、参加者はゲストごとに分かれ、パネルディスカッションでは聞けなかったことを直接ゲストに質問し理解を深めた。
第2部のワークショップでは、第1部で聴いた内容を自分に置き換え考えるため、参加者同士のペアインタビューで自分と向き合った。内容は、「情熱を注げること」「得意なこと」「大切なこと」に関する問い。参加者からは「これまで一人で考えることはあったが、他の誰かと比較して話す経験はなかった。違いを知ることで自分を知るきっかけになった」と振り返る。
冊子をよりよくするために意見を募ったところ、「誌面で紹介されている人とリアルで会い、話を聴きたい」という要望が多く、今回の企画につながった。
冊子の編集担当者で同イベントの企画者である大福幸帆さんは「これまで冊子だけでは、読者にどのように届いているのか見えなかったが、参加者から直接反応が見えた。直接、話を聴くことで自身の生き方を考えるきっかけとなったと言われることもあり、手応えを感じている。若い世代を対象に据えていたが、30~40代以上の参加もあり、多世代が悩んでいるテーマだと気づいた」と話す。
「第3回の終了時には、参加者それぞれのやりたいことが明確になり、どうすれば踏み出せるかを一緒に考えながら背中を押せたら」とも。
今後のワークショップは、第2回=2月18日、第3回=3月4日。共に14時~15時30分。