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夏のコロナ禍での熱中症対策、加古川市消防本部がポスターで啓発 大塚製薬と共同で

熱中症予防を呼び掛ける加古川市消防本部の濱田真さん(左)と安原陽子さん(右)

熱中症予防を呼び掛ける加古川市消防本部の濱田真さん(左)と安原陽子さん(右)

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 加古川市消防本部が現在、大塚製薬(東京都千代田区)と共同で熱中症対策の啓発ポスターを作成し、予防を呼び掛けている。

大塚製薬とコラボした熱中症対策啓発ポスター

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 同市は今年5月、同社と市民の健康維持、増進などに取り組む包括連携協定を結んでいる。作成した啓発ポスターには、新型コロナウイルス対策でマスクを着用した夏を迎えるにあたり、「こまめな水分と電解質の補給」「適宜換気とエアコンを」「部屋の温度をこまめにチェック」「暑さに負けない体作り」という4つのポイントを記載した。加古川市消防本部の濱田真さんは「マスクを着用しているときは内側に湿気がたまって、のどの渇きを感じづらくなる。のどが渇いていなくてもこまめに水分を取るようにしてほしい」と話す。

 4つのポイントのほか、マスクの着用を基本としながらも屋外で人と人との距離を2メートル以上取れる場合はマスクを外してもよいとしている。一方、屋内では集団感染のリスクがあることからマスク着用を推奨。冷房中でも30分に1回は数分程度の換気が必要という。昨年は、屋内からの熱中症搬送が増加したことから、エアコンの温度設定をこまめに調整することも必要という。濱田さんは「熱中症予防の一つに暑さに備えた体作りも大切。朝晩がまだ涼しい今のうちに適度に運動をして暑さに慣れるようにしてほしい」と呼び掛ける。

 啓発ポスターは市内の公共施設や教育機関、大塚製薬の自動販売機などに掲示されている。

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