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高砂・白陵高校放送部の3人が県総合文化祭で入賞 アナウンス小部門金賞も

入賞した3人(左から角田千果さん、大島璃子さん、辻優奈さん)

入賞した3人(左から角田千果さん、大島璃子さん、辻優奈さん)

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 高砂の白陵高校(高砂市阿弥陀町)放送部に所属する部員3人が、11月に伊丹市で行われた第43回兵庫県高等学校総合文化祭放送文化部門で入賞を果たした。

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 入賞したのはアナウンス小部門で大島璃子さんと辻優奈さん、朗読小部門で角田千果さんの3人。11月3日に200人近く出場する予選が行われ、3人とも16日の決勝に進んだ。大島さんが1位となる金賞、辻さんが奨励賞、角田さんが4~6位に当たる銅賞を受賞した。同校の銅賞以上の受賞は初となる。顧問の都志武司教諭は「県内には全国でも上位に入る名門校が多い。そんな中部員の努力が実を結んでよかった」と笑顔で話す。

 アナウンス小部門は校内の話題を1分程度の原稿にまとめ発表する。大島さんは同校の吹奏楽部で指揮者を目指す同級生を取材し、指揮者を目指したきっかけや指揮に対するこだわりを文章に乗せた。「大会前日まで原稿の手直しをしていて、本番直前も読みがうまくできなかった」と大島さん。「金賞を受賞した瞬間は何が何だかわからなくぼうぜんとした。その後も審査ミスかと思うくらい信じられなかった」と笑顔で当時を振り返った。

 辻さんは同校唯一の女子サッカー部員に注目し、自身が感じたかっこよさを伝えた。辻さんは「予選もギリギリの順位での突破だったのでくやしいより来年頑張ろうという思いが強い」と前を向く。

 朗読小部門は5冊の指定された小説から、自身で1分程度の文章を抜粋して朗読する。小説の世界観や間の使い方が重要になるという。角田さんは「海の見える理髪店」を選び、主人公が時間を戻したいと思う心情が描かれた箇所を選択した。「本を読んで自分が一番共感した箇所。誰もが時計の針を戻したいと思ったことがあると思うので、その気持ちを伝えたかった」と話す。昨年は7位で今年は金賞を目指していたため、悔しさが強いというが「ここまで努力してきた積み重ねが大事だと実感した。人と話すのが苦手だったが、部活動を通して好きになった」と成長を感じたという。

 アナウンス小部門で金賞の大島さんは来年8月に高知県で開催される全国大会に出場する。大島さんは「ワクワクして大会が楽しみ。原稿作成など全国大会の準備はまだこれからだが、兵庫県代表として賞をもらえるように頑張る」と意気込む。

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