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高砂の和歌山おでんと焼酎店が2周年 「おかえり、いってらっしゃい」の気持ち大切に

棚の焼酎を感慨深く見つめる近藤さん

棚の焼酎を感慨深く見つめる近藤さん

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 和歌山おでんと焼酎専門店「セイエイカン」(高砂市高砂町)が9月1日、2周年を迎えた。

和歌山の梅を使用した自家製梅酒

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 同店は約100年前に建築され映画館なとどして使用された建物を改装。大きなシャンデリアと6000種以上並ぶ焼酎ボトルが来店客を出迎える。

 店主の近藤昌宏さんは「口コミを中心にファンが増えてきた。お客さまの声でオリジナル梅酒の商品化や47都道府県の珍味の取り寄せを始めた。元はバーテンダーをしていたのでカクテルも作っている」と2年間を振り返る。

 近藤さんが作る和歌山おでんは、梅干しを作る時に使う梅酢と梅干しが完成した後に残る汁が入っていて、さっぱりした酸味が特徴。おでんダネも定番から変わり種までそろえているという。

 来店客から出身地のものが食べたいとの要望もあり、珍味も47都道府県のものを用意。中でも、石川県フグの卵巣のぬか漬けと福井県鯖の「へしこ」がお薦めと言う。

 近藤さんは「お客さまがくつろげる空間を作りたい。おかえりなさい、いってらっしゃいの気持ちを大切にしたい。気張りすぎずに高砂らしい感じで続け、将来は焼酎博物館をオープンできれば」と笑顔で話す。

 営業時間は18時~23時30分。日曜~水曜定休。

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