「珈琲(コーヒー)と和のおやつmatsurika(マツリカ)」(加古川市平岡町、TEL 070-4460-8563)がオープンして1カ月がたった。
「自分の好きなものを詰め込んだ念願の店」と店主の品ケ瀬茉衣さんが話す同店。店名の「マツリカ(茉莉花)」はジャスミンの一種で、品ケ瀬さんの名前の一文字と同じだったことから名付けた。席数は、カウンター席とテーブル席を合わせて12席。品ケ瀬さんは「人と関わる仕事がしたい」と会社を辞め、3年間、カフェで働き勉強を重ねてきた。
同店で提供するコーヒーは神戸市西区にある焙煎(ばいせん)所「太山寺珈琲焙煎室」と相談し、和菓子に合うコーヒー豆を取り寄せてハンドドリップで入れる。茶葉は京都府宇治市の「寺島屋彌兵衛商店」のものを使う。和菓子は手作りにこだわる商品もあり、自家製の餡(あん)は黒砂糖を使って「自然で優しい甘さに仕上げている」という。セットメニューは季節ごとに変えていく。
「器にもこだわった」という品ケ瀬さん。滋賀県の信楽や姫路で開かれる陶器市などに出向いて、提供するメニューに合う落ち着いた風合いの食器を買い付けている。「お菓子で四季を感じてもらい、世代問わずそれぞれに合った時間を過ごしてほしい。今後はモーニングも始めたい」と意気込む。
営業時間は9時~15時30分(木曜のみ12時~19時30分)