加古川の洋菓子店「ル・シエル・ド・パリ」(加古川市平岡町、TEL 079-436-0081)が5月1日、ゆかりのプロ棋士が多く「棋士のまち加古川」をアピールする同市の土産として「金将かすてら」を発売した。
店主の真鍋明宏さんは「お客さまから『加古川をイメージできて手土産になる洋菓子があれば』という声を聞くようになったのがきっかけ。息子たちの故郷となる加古川に胸を張れるものを作って上げたいと考えていた。将棋盤で遊ぶ息子たちを見て、棋士のまち加古川のキャッチフレーズにちなんだ商品開発に取り掛かった」と振り返る。
「カステラは年配の方から若い世代まで広く親しまれ、最適と考えた」と真鍋さん。「サフランを飼料に育った鶏卵の黄身をふんだんに使い、健康意識の高い現代のニーズに合わせ、蜂蜜とミネラル成分を多く含む三温糖を絡めた」という。「コクのある黄金色のカステラ」に仕上がったことから「金将かすてら」と名付けた。
五角形のパッケージには、同市が主催する日本将棋連盟公式戦「加古川青流戦」の会場で、国宝でもある「鶴林寺」(加古川町)の本堂などのイラストを施し、将棋愛好家のみならず、加古川市民にも愛してもらえるようデザインにこだわったという。
同時に開発した「金将ショート」は、ザラメ食感のある、金将かすてらのスポンジに、甘さ控えめの生クリームとイチゴを重ねたショートケーキに仕上げた。
真鍋さんは「これからも『金将かすてら』の改良を重ね、『棋士のまち加古川』アピールの一翼を担いたい」と抱負を語る。
「金将かすてら」(「将棋の駒」型パッケージ5個入り=1,404円、単品1個=216円)、「金将ショート」(648円)。営業時間は10時~20時(日曜は19時まで)。