加古川の志方八幡宮(加古川市志方町)で2月3日に「星祭」、18日・19日に「厄除(やくよけ)大祭」が行われる。
「星祭」は九星学における信仰で、年の変わり目となる節分に行われる行事。年齢によって分けられる9つの星のうち「悪い星」に当たる年齢の人の幸福を願う神事という。今年は数え年で19歳、28歳、37歳、46歳などが悪い星に当たる。当日は14時から神事が行われ、申込者の名前と年齢が入った御神札が授与される。神事終了後には豆まきもある。宮司の間原智子さんは「悪い星はもちろん、善い星の人も祈とうできる。善い星の人はよりいっそう幸せな一年を祈ってほしい」と話す。
「厄除大祭」は2日間。本厄に当たる男性42歳、女性33歳の人は、一人ずつ厄よけの祈とうを受けられる。19日の11時と13時からは釜に仕立てた熱湯をササの葉を使って振りまく「湯立神事」が行われる。「湯立神事は夏にすることが多いが当神社では昔からこの時期」と間原さん。「寒いこの時期は白い湯気がたっぷりで見栄えがよくにぎわう」とも。13時の湯立神事の後は餅まきもある。
間原さんは「星祭も厄除大祭も幸せを祈る祭り。一人一人丁寧にご祈祷する」と意気込む。
星祭の開催時間は14時~15時ごろ。祈とうは社務所にて前日までに申し込みが必要。厄除大祭の開催時間は9時~16時。申し込み不要。問い合わせは志方八幡宮(TEL 079-452-0052)まで。