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加古川・東播工業高で防災訓練 消防・自衛隊・赤十字から防災知識学ぶ

土のうの作り方を学ぶ生徒

土のうの作り方を学ぶ生徒

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 消防や自衛隊、赤十字などの防災機関が高校生に防災知識を伝える「地域合同防災避難訓練」が6月12日、兵庫県立東播工業高校(加古川市東神吉町)で行われた。

自衛隊からロープワークを学ぶ

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 生徒の防災意識を高めることを目的に年2回行う同訓練。まずは校内で火事が発生した想定の避難訓練を行い、全校生徒約680人は校舎から避難しグラウンドに集合した。その後、各学年に分かれて防災機関からの指導を受けた。

 3年生は日本赤十字社兵庫県支部のスタッフから止血や包帯の巻き方などの傷の手当や一時救命措置。2年生は自衛隊兵庫地方協力本部の隊員から竹の棒と毛布で作る簡易担架の作り方や、災害時に役立つロープワークを学んだ。1年生は加古川市消防本部の隊員から土のう作りや水消火器を使った初期消火を実践した。

火事の際はまず周りに火事を知らせることが大事と学んだ生徒たちは「火事だー」と大きな声を上げ、火元に向かって消化器を向けた。参加した1年生の男子生徒は「土のうを作ったのは初めて。もし大雨や災害が起きた時はこの経験を役立てたい」と振り返った。

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