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高砂・米田小で「1.17鎮魂の灯」 児童が企画、震災犠牲者を追悼

米田小学校のグラウンドに浮かび上がるフロートキャンドル文字

米田小学校のグラウンドに浮かび上がるフロートキャンドル文字

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 阪神・淡路大震災から29年を迎えた1月17日、高砂市立米田小学校(高砂市米田町)で追悼行事「1.17鎮魂の灯(あかり)」が行われた。

キャンドルに明かりをともす来場者

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 同校では震災の記憶を語り継ぎ、防災意識を持ってもらうことを目的に1月11日~17日を「防災ウイーク」として、防災学習や兵庫県防災士会の出前授業、避難訓練などを行っている。同イベントは「防災ウイーク」の一環で初めて実施した。

 行事の内容は6年生の有志が集まった実行委員会が企画。高砂市から「たかさご万灯祭」で使われるフロートキャンドル約500個を借り、正門付近の回廊のほか、グラウンドには「1.17」と「灯」の文字が浮かぶよう並べた。

 夕方には地域住民も大勢訪れ、キャンドルの明かりをともし、手を合わせて震災犠牲者を追悼した。実行委員が能登半島地震の募金の呼びかけも行った。瀧野祐一校長は「多くの地域の人が訪れ、防災について地域とともに考えるきっかけになった」と話す。実行委員会の6年・石堂琉友さんは「能登半島地震があって地震について現実的に考えるようになった。みんなにも、他人事ではなく同じ日本で起こったことを自分事に考えてほしい」と話す。

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