コーヒー豆焙煎(ばいせん)専門店「シエルブルーコーヒー ロースターズ」(加古川市別府町)がオープンして、4月1日で1カ月がたった。
店主の別府成峰さんは加古川市出身の41歳。大学卒業後、神戸の不動産会社に勤務していたが、39歳の時に糖尿病を発症。「もともとブラックコーヒーが苦手で、これまではカフェオレやフラペチーノなど甘い飲み物を好んで飲んでいたが、糖尿病をきっかけにブラックコーヒーを飲むようになった」と別府さん。次第にさまざまなカフェの味を飲み比べるなどコーヒーへの興味が高まり、自身で豆を焙煎するなど知識を深めていった。家族や友人に自身が焙煎したコーヒーを振る舞い、昨年夏には「コーヒーソムリエ」の資格を取得。店を持ちたいという思いが高まったという。
店名は、フランス語で「空」のシエルと、英語のブルーを組み合わせて「青空」の意味しており、青空のようにリラックスしてコーヒーを楽しんでほしいという願いを込める。店内には常時10種類以上の豆を用意し、オーダーに応じて焙煎する。
別府さんは「3月1日にオープンしたものの、体調不良や店の機器の不具合などで営業できない日が多かった。まだどんな店か分からず通り過ぎていく人も多いので、店をアピールする工夫をしていきたい」と話す。「オーダー焙煎の店は地元では珍しいと思うので、いろいろな豆を試しながら、ぜひ自分だけのコーヒーを見つけてもらえれば」と呼びかける。
営業時間は11時30分~18時。月曜定休。