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加古川の「劇団ここから」が演劇教室 4カ月間の稽古経て卒業公演も

演劇教室の参加を呼びかける田口陽子さん(左)、橘美恵子さん(中)、筒井祐子さん(右)。

演劇教室の参加を呼びかける田口陽子さん(左)、橘美恵子さん(中)、筒井祐子さん(右)。

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 氷丘公民館(加古川町大野)を中心に活動する「劇団ここから」(TEL 090-1142-7159)が現在、演劇教室の第29期受講生を募集している。

演劇教室と「劇団ここから」公演のチラシ

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 1986(昭和61)年8月、加古川在住で演出家の故・戸野本(とのもと)和久さんが旗揚げした同劇団。翌年、第1回公演を行った。同教室は1993(平成5)年から開催。「多くの人に芝居を楽しんでもらい、劇の作り方も知ってほしい」と始まったという。第1回の演劇教室には約20人が参加した。

 同教室は3月~6月の4カ月間。発声練習や感情表現、立ち稽古などを経て6月30日、卒業公演を行う。感情表現の練習ではシチュエーションを設けて芝居を行う。「オブジェ作り」と呼ばれる練習では、一人一人が喜怒哀楽を体で表現。芝居に必要な感情表現に加えて、「舞台上での立ち位置を磨く」という。

 演劇教室をきっかけに劇団員になった筒井祐子さんは「教室に参加したことで今も演技を続けている。年齢に関係なく演劇の扉をたたいてほしい」と話す。劇団員で同教室の講師・田口陽子さんは「始めはよそよそしかった受講生たちが、卒業公演が近づくにつれて盛り上がり、一気に距離が縮まる。演劇教室を通じて充実感や達成感を味わってほしい」と参加を呼びかける。

 開講は日曜11時~13時。対象は中学生以上。入会金は1,000円、月謝は4,000円。募集締め切りは2月29日。

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