加古川・八幡町で秋祭りに参加する7地区の氏子が10月7日、「ふぁ~みんSHOP八幡」(加古川市八幡町)に集まり、太鼓屋台の練り合わせを披露した。
八幡町民の交流の場として秋祭り宵宮に毎年行われている同取り組み。今年は同町の「野村」「下村」「宗佐」「国包」「厄神」「船町」「上西条」の7地区の氏子と太鼓屋台が集まった。同町の7地区は同じ町内、同じ八幡小学校区だが、3つの神社の氏子に分かれることから、別々で秋祭りに参加している。神社の枠を超えて町内の交流の場にしようと、約10年前から実施されている。
18時、7地区がそろうと屋台の担ぎ手から威勢のいい声が上がり、練り合わせを披露。みこし型の屋台や反り屋根型布団屋台、平屋根型布団屋台など各地区自慢の太鼓屋台を誇らしげにさし上げた。終盤には下村地区が、東播磨地域では唯一行うとされる「台場練り」を披露。力自慢の24人が屋台の土台部分で担ぐ荒業を披露した。
観覧に訪れた市内在住の女性は「屋台はきらびやかでとてもきれいだった。写真もたくさん撮った」と話していた。
下村祭保存会の芦原淳哉会長は「3つの神社の垣根を超えた同窓会のようなもの。これからも交流の場を続けていきたい」と意気込む。