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播磨町郷土資料館で特別展「大中遺跡の祈りとくらし」 遺跡発掘60年で新発見も

新たに発見された絵画土器(女性シャーマンを表す抽象画)

新たに発見された絵画土器(女性シャーマンを表す抽象画)

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 播磨町郷土資料館(播磨町大中1、TEL 079-435-5000)で現在、特別展「大中遺跡の祈りとくらし」が開催されている。

特別展「大中遺跡の祈りとくらし」の会場

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 大中遺跡(同)発見60周年を記念して開く同展。同遺跡で発掘された出土品や古代の生活を再現した展示のほか、出土品の再調査で新たに発見した絵画土器などを展示する。新たに見つかった絵画土器は21点。女性シャーマン(巫女=みこ)を表す抽象画が描かれた土器のかけら2点、竜が描かれたかけら4点など。同遺跡で絵画土器が見つかったのは初めてという。

 同館学芸員の深井明比古さんは「洪水などの水害を避けようと、水をつかさどる竜を描いていたと考えられる。その土器を使って女性シャーマンが祈りをささげていたのでは」と解説する。「地元の学生やボランティアの手で見直しを行い発見につながった」と深井さん。「新たに見つかった絵画土器を見て思いを巡らせてほしい」と呼びかける。

 開館時間は9時30分~17時。月曜休館。入館無料。12月4日まで。

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