JR加古川駅南にある寺家町商店街に「かわのまちほいくえん」が完成する。6月に開園予定。運営はNPO法人シミンズシーズ(加古川市加古川町、TEL 079-422-0402)。
同法人は、住民の地域参画に関する企画・プロデュースを手がける中間支援組織。これまで培ったノウハウとネットワークを活用し、新しい保育・まちづくりを提案する。子どもにとって、学びの機会はまちにあふれていると捉え、まちの人との交流・体験から好奇心を広げ、子どもの達主体的な学びを促す。さらに企業と提携し共同で利用できる企業主導型保育園となり、さまざまな業種の地元企業との社会体験の機会なども協力していく。
副園長の窪田吏何子さんは「型にはまらず伸び伸びと保護者も一緒に子どもたちの学びとまちをつなぎ、これからの時代に必要とされる『自分で考える力』を育んでいきたい」と話す。
園長の柏木輝恵さんは「これまで商店街をはじめ、加古川で築いてきたネットワークや若者の主体性を促す社会教育分野での経験、これらを一つにつないでいく20年あまりの活動の集大成」と話す。「保育事業に参入するに当たり従来の保育士の働き方にも課題があると感じた。行事が多い、事務処理が多いといった課題に向き合い、『一人一人と丁寧に向き合える』保育を目指す」と意気込む。
保護者向けの入園説明会は2月23日に東播磨生活創造センター「かこむ」で開催される。