JR加古川駅前でパーソナルトレーニングジム「ノークアウト」(加古川市加古川町)を経営する佐佐木信綱さんが、神奈川県横須賀市で開かれた「ベストボディ・ジャパン2020日本大会」(以下BBJ)のミドルクラス部門(30~39歳)でグランプリに輝いた。主催はベストボディ・ジャパン協会。
BBJは年に一度開催され、地区大会から勝ち上がった参加者が「鍛え上げた健康美を競い合う」大会。引き締まった身体のバランス、表現力、ポージング、誠実さなどを審査する。47都道府県の地区大会上位2位までが日本大会への出場権を獲得でき、コロナ禍の2020年は中止された地区大会もあった中、各部門総勢約600人で行われた。
同大会は、ベストボディ・ジャパン部門、マッスルモデル&フィットネスモデル部門、モデルジャパン部門があり、それぞれ年齢別に20~60代と5つのカテゴリーに分かれている。モデルジャパン50代部門では、歌手の西川貴教さんが滋賀県で行われた大津大会から勝ち上がり日本グランプリを獲得している。
2019(平成31)年に初出場した佐佐木さんは地区大会ではグランプリだったものの、日本大会では予選敗退したことで本格的にトレーニングを開始。「筋肉量がコンプレックスだった」という佐佐木さんは「悔し涙を飲んだ前年大会後、プライドを捨て、結果を残した人からやり方を素直に聞き、トレーニングや食事制限を行ったことが優勝につながった」と成功の秘訣(ひけつ)を話す。
佐佐木さんは、2020年に兵庫県で行われたBBJ神戸大会、続いて日本大会でもグランプリを勝ち取ったが、各年代のクラスをまたぐ総合優勝は惜しくも逃し、総合グランプリには50代クラスが選ばれた。
「日本一を目指し、決められたことをしていたので、きついとは思わなかった。グランプリが決まった瞬間は泣いた。全国のいろいろな人に会えたこと、サポートしてもらったことがうれしかった」と話す。
佐佐木さんは「これからトレーニングを始める方や、ジム会員の方へのアドバイスとして、腑(ふ)に落ちたトレーニングでどこを鍛えているのかを理解し、効果的に行ってほしい。私自身は次回の大会で総合グランプリを目指したい」と意気込む。