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高砂でライブ「結 むすび」 おおたか静流さんら出演、つながりの輪を広げたい

イベントをアピールする島田伊織さん(左)と藤田雄大さん(右)

イベントをアピールする島田伊織さん(左)と藤田雄大さん(右)

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高砂のライブハウス「スタジオアジル」(高砂市高砂町)で11月25日、ライブイベント「結 むすび」が開かれる。出演は、Eテレ「にほんごであそぼ」の音楽プロデュースなどでも活躍する歌手・おおたか静流さんとベーシストの澤田穣治さん、二十五絃箏奏者の山本亜美(つぐみ)さん。

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 加古川養護学校高等部に通う島田伊織さんに関わる全ての人との結びと、これからさらに広がる人とのつながりの輪を広げることを目的に、島田さんの母・和子さんと書道家の藤田雄大さん、藤田さんの友人でもある山本亜美さんが企画した。

 島田さんは先天性の筋肉疾患(先天性ミオパチー)という病気のため生まれつき全身の筋力が弱く、人工呼吸器を使いながら学校に通っている。気管切開をしており、声による会話ができないため、簡単な筆談やアプリなどをコミュニケーションの手段としている。

 島田さんの母・和子さんは「鉛筆で文字を描くよりも墨を付けた筆なら少しの力でものびのびと文字を書けるのではと考え、2010年から月1回、書道家の藤田さんと型にはまらない自由な書道の場『伊織教室』で自分らしく自己表現を楽しんでいる」と話す。

 企画を担当した藤田さんは「伊織(さん)がおおたか静流さんの音楽を大好きだということを知り、友人である亜美(さん)に依頼して2年前に兵庫県小野市で開かれたコンサートに招待してもらった。その時に伊織の喜ぶ姿を見て、この喜びの輪を広げたいと感じ、みんなでイベント開催を企画した」と話す。

 「このイベントをきっかけにつながりの輪が広がり、障がいについての理解や支援の促進につながれば」と藤田さんは笑顔を見せる。

 当日は加古川養護学校コンサート(一般非公開)の後、一般向けに開催する。18時30分開場、19時開演。チャージは3,000円(1ドリンク付き)。

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