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加古川のコーヒー豆焙煎所「kotobuki焙煎」、エチオピアの農家を支援

「kotobuki焙煎」店主の田村寿之さん(右)と涼子さん(左)

「kotobuki焙煎」店主の田村寿之さん(右)と涼子さん(左)

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 加古川のコーヒー豆焙煎(ばいせん)所「kotobuki焙煎」(加古川市尾上町、TEL 050-3390-7766)が、コーヒー豆100グラムの販売につき10円を発展途上国のコーヒー農家に支援する取り組みを行っている。

販売しているコーヒー豆など

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 店主の田村寿之さんは、妻の涼子さんのコーヒー好きがきっかけでコーヒーを飲むようになった。3年前から自身で豆を焙煎してコーヒーを飲むようになり、コーヒーの世界にのめり込む。豆にこだわりはじめたころ、世界のコーヒー農家の現状も知り、適正な価格で取引を行うフェアトレードなど、流通にもこだわりたいと思うようになったという。SNSで知り合ったフェアトレードのバイヤーを通じてエチオピアのコーヒー農家「Heleph coffee」に出会い、同農家の豆の購入を決めた。同農家ではエチオピアのゲイシャ地域が原産のゲイシャ種をほぼ手作業で栽培している。同種はフルーティーで特徴的な香りを持っているが、栽培が難しく収穫量も少ないことで知られている。

 同店は焙煎した豆の鮮度にこだわり、完全予約制で来店に合わせて焙煎したての豆を自宅兼店舗で販売する。スペシャルティコーヒーを含む15種程度の豆を使い、飲みやすくうま味を感じやすいようブレンドしているという。ブレンド豆は「kotobukiブレンド殿」「kotobukiブレンド姫」(以上100グラム580円)、「ドリップパック5種セット」(980円)などを販売する。企業向けにエスプレッソマシンとコーヒー豆のセットも販売。

 寿之さんは「コーヒーを飲めるのは農家のおかげ。作り手が見える関係をつくりたい。さまざまな種類のおいしいコーヒーが守られるように、できることをやっていく」と話す。Heleph coffeeの豆は今年中の販売開始を目指している。

 コーヒー豆の販売は予約受取制。ホームページと電話で予約を受け付ける。

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