氷丘公民館(加古川市加古川町)を拠点に演劇活動をしている「劇団ここから」(TEL 079-421-6029)が3月1日から、演劇教室を開く。現在、第25期生を募集している。
1986(昭和61)年に、演劇好きの主婦らが中心となってとなって旗揚げした同劇団。「心があるから何かを感じたり、体を動かしたりできる」「心と体」という考えから「ここから」と名付けた。
劇団の創始者で演出家の故・戸野本和久さんが「演劇の楽しさを知ってもらうことで一人でも多くの劇団員が増え、たくさんの人に演劇を見てもらえたら」という思いから、1993(平成5)年に教室を開いた。
教室は3月~6月の4か月間のカリキュラムで、発声方法や動作、感情表現などの基礎を学び「卒業公演」に向けて舞台を創り上げていく。
これまでの受講者は、タレントになりたい人や子育てから手が離れ時間ができた人、ずっと憧れていて挑戦したかった人、人前で話すのが苦手だからという人、自分を変えたいという人など、さまざまな動機での参加があったという。
劇団スタッフの田口陽子さんは「なるべく練習に参加でき、責任を持って自分の役割を果たせる人。芝居の大好きな人に参加してほしい」と話す。「芝居は楽しいと思ってもらえる教室にしたい。稽古は楽しくやり、みんなで力を合わせた卒業公演の時には、ライトを浴び拍手をもらい、舞台に立った人にしか感じられない快感を味わってほしい」と参加を呼び掛ける。
対象は中学生以上。募集期間は2月29日まで。申し込み方法はホームページで確認できる。