サッカー元日本代表の三都主(サントス)アレサンドロさんが1月12日、加古川の日岡山公園グラウンド(加古川市加古川町)で技術指導を行った。
三都主アレサンドロさんは、ブラジル・マリンガ市出身。加古川市がマリンガ市と姉妹都市提携をしていることから、加古川観光大使としても活動している。加古川市が東京オリンピック・パラリンピック競技大会のブラジル「ホストタウン」になっており、サッカーを通じてブラジルへの関心や大会への機運を高めたいと開催した。
サッカー教室には、加古川市内の小学5年生と6年生の児童約40人が参加。パスやドリブルのほか、三都主さんもプレーに加わったゲーム形式の練習など、約2時間指導が行われた。
1分間ボールをキープする練習では、アルゼンチンのメッシ選手のプレースタイルを例に「体の小さな選手でも、腕やお尻をうまく使えば、ボールを奪われない。日本人が世界で戦うためには必要な技術なので一生懸命に取り組もう」と声を掛けた。
参加した児童は「楽しく練習できた。教えてもらったことを今後のプレーにつなげていきたい」と笑顔を見せた。
三都主さんは「子どもたちが笑顔でサッカーをしている姿を見るとうれしい」と話し、「サッカーを楽しむこと。楽しみながら練習をすることで、どんどんうまくなる」とメッセージを送った。