加古川で演劇を企画している団体「冬の花火」が10月13日と14日、加古川の造り酒屋「岡田本家」の酒蔵倉庫(加古川市野口町)で第4回公演「さくらさくら」を行う。
公演ごとに出演者を募集し、演劇の企画を行う同団体。メンバーは約30年前に加古川公民館を拠点に活動していた劇団「創像」に参加していた3人で、演出の岸田芳和さん、演者の五風十雨(中右善英)さん、野咲花子さんの3人をメインに活動する。「冬の花火」は「創像」が活動停止になった後、岸田さんと中右さんが酒を飲んでいた際に、フォークグループ「N.S.P」の楽曲「冬の花火はおもいで花火」が流れていたことから名付けたという。第1回、第2回公演が行われた後、約25年を経て昨年、第3回公演が行われた。
今回の公演「さくらさくら」は、桜が満開の公園を舞台に、視聴率を上げることばかりを考え番組を作ってきたテレビキャスターの男性が、視聴率を稼ぐために実在しない家族の番組を作ろうとする中で不思議な世界に巻き込まれるというあらすじ。
岸田さんは「前回の公演も同じ酒蔵倉庫で行い約100人の来場があった。来場者と会話をしているような自然な芝居をしたい。会場が広い酒蔵倉庫なのでたくさんの人たちに来てもらいたい。会場の雰囲気に合ったチェロの演奏も行うので楽しみにしてほしい」と来場を呼び掛ける。
開演時間は、10月13日=18時30分、14日=13時(開場は30分前)。チケットは、前売り=800円、当日=1,000円。