「男女共同参画視点で学ぶ淡山疏水の歴史講座」が8月8日、いなみ文化の森ふれあい交流館(稲美町国安、TEL 079-492-7700)のホールで開催される。主催は兵庫県男女共同参画推進員東播地域連絡会議(とうばんウィズ)。
稲美町内の小学校教員経験者であるとうばんウィズの中谷和枝さんは、2024年3月に上演された疏水の歴史ミュージカル作品「龍をあむ」の制作に携わる中で、小学4年生が学ぶ疏水学習に同作品を取り入れてほしいと考え、同年に町内の小学校2校で出前授業を行った。翌年にも、以前、同じ小学校で教壇に立っていた大山健次さんに講師を依頼し、町内4校の小学校での出前授業を行った。中谷さんは取り組みを続ける中で、大人にも「疏水の歴史」をぜひ知ってもらいたいと考え、大山さんに講師を依頼し、今回の講座を企画した。
大山さんは「40年ほど前、天満東小学校で担任していたクラスで疏水をテーマにした演劇を学習発表会で披露するなど、稲美町の疏水の歴史を伝えたいという思いを以前から持っていたが、年月を経て徐々に思いが薄れてしまっていた。ミュージカル『龍をあむ』が当時の思いを呼び起こしてくれた」と話す。
同講座は、作物の育ちにくいいなみ野台地へ水を引くために奔走した先人たちの物語のミュージカルを名場面ごとに解説し、疏水の歴史を男女共同参画の視点で学ぶことができる内容となっている。解説の場面に合わせて、稲美町芸術文化育成事業委員会のメンバーがせりふを挿入したり、ミュージカルで使ったオリジナル曲を生演奏で歌唱したりするなどして、エンターテインメント性を盛り込んだ講座になっている。
「この講座で、水を求めて、幸せを求めて諦めずに奮闘した人間ドラマを一緒に楽しみ、先人たちの偉業や男女共同参画の視点からの疏水の歴史を知ってもらう機会になればうれしい」と大山さんは意気込む。
開催時間は10時~11時30分。参加無料。定員は先着100人。申し込みはフォームと電話・ファクスで受け付ける。