レストラン「PORONI（ポロニ）」（加古川市平荘町、TEL 079-451-5898）が7月5日にオープンした。

店内から見える景色

　店主兼シェフの丸尾大樹さんは同市内で21年間にわたりイタリア料理店「Ristoria Grande Albero」を経営していたが、郊外の自然を感じられる場所で新しいスタイルのコース料理と料理に合わせた飲み物を提供したいという思いを実現するため新店をオープンした。

　同店は築70年の古民家をレストンに改装。柱や梁（はり）、欄間などはそのまま使い、日本家屋のたたずまいを生かした。店内には2人がけテーブル4卓と6人まで入れる個室、9台分の駐車場を用意する。

　入り口近くには「まき」を積み上げ、肉料理はまきで焼く。丸尾さんは「まきで焼いた肉は、表面がカリッとした食感に仕上がり、中はジューシーで、まきの香りが楽しめるのが特徴」と話す。食材は地元の野菜やジビエに加え、近海のタイやタコなどの魚介類、北海道出身の妻の春奈さんが、幼少期から慣れ親しんだ地元の食材も取り寄せる。店名の「PORONI」はアイヌ語で「大きな木」を意味する。

　12時に一斉にスタートするランチ（1万円）は、コース料理とペアリングドリンクをセットで提供。ディナー（1万5,000円）もコース料理とペアリングドリンクをセットで提供する。季節によりコース内容は変わる。

　「非日常の空間と、まき焼きの料理を楽しんでほしい。」と丸尾さんは来店を呼びかける。

　営業時間は、ランチ＝12時～15時、ディナー＝18時30分～21時30分（木曜・金曜・土曜のみ）。4人以上の場合は水曜も予約可。月曜・火曜定休。