加古川市役所南側の住宅街に、赤いひさしが目印の「喫茶Peck」(加古川市野口町、TEL 079-424-9266)がオープンして、1カ月がたった。
店舗面積は約11坪。席数は4人掛けテーブル1卓、2人掛けテーブル4卓、カウンター3席の計15席。店名の「Peck」は鳥が食べ物をつつく、ついばむと言う意味。軽く食事を食べてくつろいでもらえる「とまり木のような店にしたい」と、この名前にしたという。
店主の山本美喜子さんは、専業主婦としてしばらくして、子育てや親の介護をしながら「今、何かできることはないかと考えるようになった」と話す。
「自分の好きなことをしようと思った。人と話すこと、料理をすることが好きなので、自宅の敷地内に喫茶店を開けば、仕事をしながら家事もでき、自分らしく生きられると思った」と言い、「以前、働いていた時に喫茶店でお茶を飲みながらホッとしたことが多かった。今度はみんなが集いホッとする場所を自分が提供したいと思った」と思いを明かす。
山本さんが「喫茶店にはこんなメニューがあったらいいなと思うものを詰め込んだ」と話すメニューは、水素水でいれた「オリジナルブレンドコーヒー」(430円)、お母さんが作ったような懐かしい味がするという「自家製蒸しプリン」(380円)、「フルーツサンド」(550円)、ぜんざい(500円)など。
月替わりで限定メニューも用意。2月はバレンタインデーにちなんで「フォンダンショコラのミニパフェ」(550円)。限定メニューは和菓子と洋菓子を交互に提供したいという。春には桜の花びらを練り込んだ白玉団子を提供しようと試作中だ。
モーニングは8時~11時。飲み物の料金だけで厚切りトースト(半分)、ゆで卵、フルーツ(日替わり)が付く。
ランチは11時~14時。サンドイッチランチ(750円)、パスタランチ(800円)、カレーランチ(800円)で飲み物やミニデザートが付く。
10畳のレンタルスペースも同敷地内に用意(1時間500円、但し5人以上で喫茶メニュー利用の場合、室料は2時間まで無料)。会合、ワークショップ、各種教室などに利用できる。
「オープンしたばかりで外のメニュー表を見て通り過ぎる人も多いが、散歩の途中にでも一度立ち寄ってほしい。少しずつでも皆さんに知ってもらい、喫茶もレンタルスペースも、地域の人が気軽に集える場所として利用してほしい」と来店を呼び掛ける。
営業時間は8時~17時。日曜・月曜定休。