加古川少年消防クラブと加古川市消防本部(加古川市加古川町)が12月3日、加古川町内を巡回し、火災予防を呼び掛ける「親子火の用心・夜回り」の活動を開始した。
同クラブは、地域防災の担い手を育てようと、加古川小学校4年生の児童から参加者を集め結成し、現在105人が所属する。
同活動は今月14日まで実施し、町内の7地区を周る。3日には、粟津(あわづ)地区を巡回し、同クラブに所属する児童27人と保護者など合わせて49人で、住宅地や路地を回り、拍子木を鳴らしながら「街中みんなで火の用心!」や「戸締まり用心!火の用心!」などと地域の防火を呼び掛けた。活動に参加した児童は「楽しく夜回りができた。これで火事が無くなれば良い」と笑顔を見せた。
同消防本部予防課の中島清将さんは「加古川市内では、今年に入り9人の方が火災で亡くなっている。自宅の火災警報器が正常に動くか確認するなど、防火を心がけてほしい」と呼び掛ける。