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加古川の医療センターでドクターヘリ見学会 「救命救急医療の大切さを知って」

「はばたん」の愛称で呼ばれる待機中のドクターヘリ

「はばたん」の愛称で呼ばれる待機中のドクターヘリ

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 加古川の「県立加古川医療センター」(加古川市神野町)で8月5日、ドクターヘリの見学会が開催された。

熱心に説明を聞く参加者の親子

 抽選で選ばれた約120人が参加し、ドクターヘリ見学会のほか、医師と看護師による説明にクイズを交えた救命救急医療についての座学も行われた。参加者らは熱心に耳を傾ける一方で、軽妙なトークに大笑いする一幕もあり、にぎわいを見せた。

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 参加した高校1年の男子生徒は「医学部を志望している。ドクターヘリを間近で見て、医師になる思いがさらに強くなった」、父親は「想像以上に機内が狭かったことが印象的。皆さんは日々大変なトレーニングを積んでいるのだろう」とそれぞれ感想を述べた。

 消防機関からの出動要請により、患者の元へ医師や看護師を素早く派遣し、救命率の向上や後遺症の軽減が期待されているドクターヘリ。現在、日本全国42道府県に52機が配備されている。兵庫県にはそのうちの2機が配備されており、当医療センターでは県内の南部と西部を受け持っているという。

 同医療センター次長の宿南ひとみさんは「救命救急医療の実態や重要性を知ってもらうために今回の見学会を企画した。映画やドラマの影響もあってたくさんのご応募をいただいた」と話す。

 フライトドクターの伊藤岳医師は「ドクターヘリに関わる医療従事者には豊富な知識と経験が求められる。院内とは異なり設備や人員など圧倒的に下回る環境の中で、自分で考えて行動する力が重要」と話す。

 「搬送時に重篤だった患者さんが、その後退院したとか元気に話すことができるようになった、ということが分かった時に最も喜びを感じる」と笑顔を見せた。