加古川駅近くの居酒屋「想作酒菜 こーちゃん」(加古川市加古川町、TEL 079-490-2255)がオープンから1カ月がたった。
店舗面積は約10坪。座席は、カウンター席8席、テーブル席12席の計20席。店主は加古川出身の安藤晃司さん。「昔から料理を作ることに興味があった」という安藤さんは、調理科のある高校に進学。高校を卒業後、調理師の資格を取得し有馬温泉の老舗旅館で5年間住み込み、修業を積んだ。その後、父親が経営する居酒屋で約2年間修業し、今年5月に同店を開業した。
店名の「想作酒菜」には、「訪れた人のことを思って料理を作るという意味を込めている」という安藤さん。「こーちゃん」は、安藤さんの名前「晃司(こうじ)」から「想作酒菜 こーちゃん」と名付けたとも。
定番メニューは約40種類。「リーズナブルな値段で提供しているので週に2、3回足を運んでくれるお客さまもいる」と安藤さん。そのほか、本日おすすめのメニューは約12種類。カウンターの上には、「筑前煮」や、安藤さんが毎日5キロの豚肉を5時間かけて調理し、味を染み込ませるために一晩置いた「豚の角煮」などのおばんざいを常時5品から7品用意する。
メインメニューは「お客が多い時は1日約40本の注文があり、ボリュームがあり食べ応えがある」と安藤さん一推しの「だし巻」(450円)、「焼きとり5種盛り」(650円)、「揚げ出し豆腐」(400円)、当日仕入れた食材で調理した「想作サラダ」(800円)、「焼きおに茶づけ」(400円)など。ドリンクメニューは「生ビール」(500円)、酎ハイ(各種400円)、「日本酒燗酒」(1合500円~)、ソフトドリンク(各種300円)など。
安藤さんは「駅前に店を構えているので、自分が料理を提供することによって加古川駅前を盛り上げていけたら。アットホームなお店を作り上げるのが今後の目標。来店された全てのお客が笑顔で楽しんでいただける場所と、季節の食材を取り入れたおいしい料理を提供していきたい」と意気込む。
営業時間は17時~。日曜定休。