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加古川で「玉ネギ収穫祭」 3000人が新玉ネギの収穫楽しむ

玉ねぎの収穫を楽しむ岡崎さん家族

玉ねぎの収穫を楽しむ岡崎さん家族

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 加古川の「みとろフルーツパーク」(加古川市上荘町)で4月22日、「玉ねぎ収穫祭」が開催され、3000人以上が新玉ネギの収穫を楽しんだ。

収穫の様子

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 同パークを運営する農事組合「みとろ生産組合」が2005年から開催し、毎年人気だという同イベント。参加者は200円で玉ネギを詰める袋を購入し、袋いっぱいまで詰め込んだ玉ネギを持ち帰ることができる。当日は汗ばむ陽気の中、10時の開始時間前には長蛇の列ができた。

 朝8時から並んでいたという岡崎優子さん(高砂市在住)は「イベントへの参加は3年目。今年は親子4人で30個を目指して詰め込んでいる。サラダもいいが、かき揚げにしたり、白身魚とあえたりしてもおいしい。友達にあげる分も収穫したい」と笑顔を見せていた。

 家族で丁寧に玉ネギの葉を切り落としていた斧田さん(加古川市在住)は「今夜は新玉ネギを使ってすき焼きを作りたい。自宅でもプランターでオクラなどを育てているが、土に触れるイベントがあってうれしい」と話す。一つでも多く袋に入れるには、葉や根をきれいに切り取るのがコツのようだ。

 収穫する玉ネギは約1200平方メートルの畑に、「貴錦」「マッハ」という2品種合わせて2万3000本植えられている。同品種は極早生(ごくわせ)といわれ、成長が早いのが特徴。長期保存には向かないが、柔らかくジューシーだという。植え付けは11月に行い、職員7~10人が手作業で植えつける。

 同パーク代表理事の山河茂孝さんは「今年は2月3月の低温の影響で小ぶりだが味は良い。これからの季節は電子レンジで温めてかつお節としょうゆをかけるだけでもビールがおいしく飲めるのでは」と話す。事務長の柳晴久さんは「毎年都市部の人にも土に触れてほしいという思いで行っている。来年も一生懸命に作るので、ぜひ春の玉ネギを食べてほしい」と呼びかける。

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