加古川市立松風ギャラリー(加古川市野口町、TEL 079-420-2050)で現在、所蔵写真展「東播磨を駆け抜けた鉄道」が開催されている。
廃線となった国鉄高砂線、別府鉄道、三木鉄道の車両、JR加古川線を走るイベント列車など、加古川美術協会の写真部会員が撮りためた昭和50年代以降の東播磨の鉄道風景写真15点を展示する。国鉄20型気動車(ディーゼルカー)が写る「鶴林寺駅に停車する気動車」(1984年撮影)、雪景色の中を運行した「別府鉄道雪の最終日」(同)、JR山陽本線を走る寝台特急列車「ブルートレインなは」(1991年撮影)、緑とオレンジ色が特徴の車両「なつかしの湘南色普通電車」(1995年撮影)、電化される前のJR加古川線を撮影した「並木道を行く気動車」(1997年撮影)など。
同ギャラリー館長の岩坂純一郎さんは「加古川を走った当時の懐かしい列車の姿を見てほしい」と来場を呼び掛ける。写真展に来場していた男性は「特に国鉄高砂線の写真には思い入れがある。高砂線の運行最終日に写真と同じ列車に乗っていた。当時の風景など懐かしい思い」と観覧した。
開催時間は9時~17時。入場無料。2月24日まで。