加古川のコミュニティースペース「コープのつどい場(加古川市加古川町、TEL 079-421-5215)」で毎月第3土曜日、コミュニティー食堂「よっといで~」が開かれている。
2017年7月から開催し、1月20日で6回目を迎えた。主催はコミュニティー食堂「よっといで~」。運営は、活動に賛同する地域の14人がボランティアで行う。
代表の皆木ゆり子さんは「初めは子ども食堂をするつもりだったが、いろいろな人が集まれる場になればと思い『コミュニティー食堂』とした。子どもも大人も、みんな「よっといで~」という気持ちを込めている。育ち盛りのお子さんや一人暮らしのシニアの方、いろいろな人が集まっておしゃべりしながら楽しく食事できれば」と話す。
1月20日のメニューは、白身魚と野菜のホイル焼き、具だくさんの豚汁、ご飯、キャベツとニンジンの酢の物、車麩の肉じゃが、和スイーツ。スタッフの末永孝子さんは「食堂ののれんを手作りしてくれる人や、食材を寄付・差し入れしてくれる人など、応援してくれるたくさんの人と一緒に活動している。毎月のメニューは相談して決めており、今回は肉の代わりに車麩を使った煮物をメニューにした。食材の新しい使い方も提案していければ」と話す。
初めて来たという女性は「偶然隣に座った人と自然に会話が生まれて楽しい。1人で家に居るよりも、おいしいご飯を食べながら新しい出会いがあって新鮮」と話す。毎月友人と来るという女性は「地域の人が作ってくれるご飯は、お母さんの味がしてホッとする。お話したり、レシピを教えてもらえたりする関係も温かい」とも。
皆木さんは「今後ますます多様な人が集まり、縦のつながりができていくとうれしい。子どもだけでも気軽に来てほしい。ご飯を食べた後は宿題をしたり、お話をしたり、いろいろな過ごし方をしながら、つながりが生まれていけば」と笑顔を見せる。
開催時間は11時30分~15時。参加費は、子ども(高校生まで)=300円、大人=500円。食事は20人限定で事前申込制。申込先は「コープのつどい場」(TEL 079-421-5215)まで。