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加古川市を舞台にした映画「36.8℃」 前売り券発売、地元児童も熱演

出演した中井駿君(右)、母親の幸子さん(中)、妹のさくらちゃん(左)

出演した中井駿君(右)、母親の幸子さん(中)、妹のさくらちゃん(左)

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 加古川市を舞台にした映画「36.8℃(さんじゅうろくどはちぶ)」の前売り券の販売が8月30日、加古川市役所(秘書広報課)とイオンシネマ加古川(加古川市平岡町)で始まった。

PRする加古川市秘書広報課の佐田恭子さん(左)と砥堀真実さん(右)

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 同作品は8月16日から21日にかけて市内各所で撮影され、11月18日から約2週間、イオンシネマ加古川で上映される。

 撮影終了後、キャストが発表され、主人公の前田若菜役には堀田真由さん、若菜の父にはドラマ「相棒」などで俳優として活躍する寺脇康文さん、母役には渡辺真起子さん、弟役にはオーディションで選ばれた同市平岡東小学校3年生の中井駿君が出演する。

 同市秘書広報課の高田美穂さんは「ベテランに囲まれて、小学生の駿君がどのように演じているかも見てほしい。役名も本名も『駿』なので縁を感じた」と話す。

 撮影に挑んだ駿君は「学校では本読みや演技が好き。オーディション合格の電話があった時はうれしかったがドキドキした。自宅ではせりふや演技の練習をしたが、感情表現が難しかった」と話す。「撮影中は寺脇さんや堀田さんに仲良くしてもらった。いい人ばかりだったけど、もう会えないのが寂しい。夢の世界のようだった」と思いがけない体験をした夏休みを振り返る。

母親の中井幸子さんは「たまたまフェイスブックでオーディションの事を知り、子どもに勧めた。この経験を今後の自信につなげてほしい」と期待を込める。

前売り券には地元グルメの「かつめし」と名産のイチジクをデザイン。ただ「箸で食べる洋食」として地元で愛される「かつめし」のイラストには、なぜかスプーンが描かれている。「関東のデザイナーに『かつめし』のイメージを伝えるのに必死で見落とした」と高田さん。「これもPRのネタにして、多くの人に映画館に足を運んでほしい。加古川オールロケなので、加古川市民なら地元の再発見をしながら楽しんでもらえるのでは」と意気込む。

 前売り券は1,000円で、11月17日まで販売。当日券は1,800円。問い合わせは同課(TEL 079-427-9222)まで。

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