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高砂初の私設公民館開設へ向け準備進む CFで支援呼びかけ

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 地域のコミュニティーづくりに取り組む高砂の一般社団法人「Protagonista(プロタゴニスタ)」が現在、同市内初の私設公民館開設の準備を進めている。

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 同法人は、「誰もが地域で共に暮らせる社会」を目指し、家事代行や外出支援、民家を開放したコミュニティースペースの運営などを行っている。

代表の村松眞由佳さんは、高齢者や子どもたち、地域の人々が安心して集まれる居場所をつくるために「私設公民館」プロジェクトを立ち上げた。自身の介護福祉士の経験から高齢者の孤立問題を感じ、食事やさまざまな活動を通じて地域の人々が交流できる場所を作りたいという思いを抱いてきたという。

 同施設は、自由に利用できる場所を開放するだけでなく、所定の椅子をキープし訪れやすい場所にする「どうぞのいすオーナー」、食事や酒類摂取量を家族と打ち合わせ、安心して食事も任せられる介護送迎付きプランなど、暮らしやすい毎日をサポートするプロジェクトを運営する。

  村松さんは「ルールや仕組みよりも、集まることで何かが始まったり、生まれたりすることを大切にしたい。集まる人たちのやりたいことを実現できる場所になれれば」と意気込む。

 現在、クラウドファンディング(CF)で協力を呼びかけている。今回の集めた資金は、拠点となる民間物件の改装や体制整備に充てる。夏休み前のオープンを目指し、6月から徐々に運営する予定。支援は1,000円から可能。返礼品には、開設後に使える飲食チケット、所定の座席を確保できる「いす選び委員会」参加券、ネームプレートなどを用意する。目標額は120万円。4月21日まで。

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