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加古川シティオペラが公演 ワークショップを組み合わせ参加型の舞台に

「お菓子の家とヘンゼルとグレーテル」をアピールする大野裕子さん(左)と田代睦美さん(右)

「お菓子の家とヘンゼルとグレーテル」をアピールする大野裕子さん(左)と田代睦美さん(右)

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 加古川の声楽家グループ「加古川シティオペラ」が10月23日、ワークショップとオペラがセットになった公演「お菓子の家とヘンゼルとグレーテル」を加古川市民会館(加古川市加古川町)小ホールで行う。

公演チラシ

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 同グループは1989(平成元)年、「楽しくなければオペラじゃない」をモットーに加古川在住の声楽家で結成し、加古川市を拠点に活動している。

 今回の公演ではオペラ「ヘンゼルとグレーテル」を上演する。同作品は、グリム童話に収録されている作品で、ヘンゼルとグレーテルが森の中でお菓子の家を見つけ食べていると、その家は実は恐ろしい魔女の家で、捕らえられた2人は魔女から逃れるために知恵を絞って助け合う話。

 公演前にワークショップを行うのは初めての試みで、オペラをもっと身近に感じてほしいという思いから企画した。ワークショップでは、公演で使う「お菓子の家」の「お菓子」を紙などの画材を使って作り、飾り付ける。ヘンゼルとグレーテルを助けるための呪文も練習し、本番では舞台に上がって出演者と一緒に披露する。

 演出家の田代睦美さんは「過去の公演と違って小ホールで舞台が小さいためセットを工夫した。物語の世界を大切にしながら作り上げた舞台セットも見てほしい。自分たちが作った『お菓子の家』が舞台セットで使われるという体験はなかなかできない」と話す。グレーテル役の大野裕子さんは「小さい女の子をいかにかわいく演じるのかを見てほしい」と呼びかける。

 「本来なら公演時間が約2時間のオペラを約1時間に濃縮した。大人も子どもにも分かりやすい作品になっている。一味違ったオペラを楽しんで好きになってほしい」と2人は笑顔で話す。

 15時開演。入場料は3,000円。小学生以下の子ども1人同伴可能。ワークショップは13時30分から、大会議室で行う。

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