加古川市尾上町の住宅街にパン専門店「Bakery Puffin(ベーカリー パフィン)」(加古川市尾上町、TEL 079-490-3236)がオープンして1カ月がたった。
子どもの頃から菓子やパンを作ることが大好きだったという店主の泉久美子さん。大学卒業後は事務職をいくつか経験したが、「自分でパン店を開きたい」との思いから、神戸のパン店など2店で修業。神戸の店には直接電話をかけ、「働かせてください」と思いを伝えたという。約5年間の修業時代を経て6月1日、念願のオープンを迎えた。
店名は、泉さんが大好きな鳥「パフィン」から付けた。「パフィンの親鳥は、くちばしいっぱいに餌をくわえてひなに届ける頑張り屋で、かわいい鳥。店の名前にもぴったりと思った」と話す。店にいるパフィンが描かれた看板は、知人による手作りという。
パンは常時20~30種類ほどを用意。商品は全て国産小麦を使う。一番人気はメロンパン(150円)。こんもりとした形で、生地はフカフカ、外はサクサクの食感が特徴。ほかにも、北海道十勝産小豆で作られた粒餡(あん)を包んだ「粒あんぱん」(150円)、有機栽培小豆のこし餡を使った「こしあんぱん」(150円)も人気。ハード系は、麦の穂の形に焼き上げた「ベーコンエピ」(180円)、チーズフランス(220円)も並ぶ。「オーソドックスを追求し、サンドイッチにも合う」という「角食パン」(1本2斤=520円)、小麦「春よ恋」を100%使い、生クリームをふんだんに使った「山食パン」(1本2斤=800円)も用意する。
泉さんは「お客さんが毎日通っても飽きないパン店を目指している。毎週、新作のパンが店頭に並ぶので、ぜひ立ち寄っていただければ」と呼びかける。
営業時間は8時~16時30分。月曜・日曜・第4土曜定休。