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プロボクサー湊義生選手、2度目のユース王座に挑戦へ

スパーリングの様子

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 JM加古川拳(加古川市別府町)所属のプロボクサー、湊義生(みなとよしき)選手が6月29日、日本スーパーフライ級ユース王座決定戦(東京・後楽園ホール)に挑む。

インタビューに応じる湊選手

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 湊選手は加古川市出身、稲美町在住の23歳。プロでの戦績は15戦10勝(5KO)5敗。今回挑戦するユース王座決定戦は、全日本新人王と日本チャンピオンの間に位置付けられるタイトル戦。2019年に同決定戦にフライ級で挑戦するも敗北し、今回はスーパーフライ級に階級を上げ2度目のユース王座挑戦となる。

 中学校時代は野球部で投手兼遊撃手だった湊選手。高校は岡山県の強豪校に特待生として進学。甲子園に出場することを目標としていたが、高校2年の時に修学旅行先での同級生とのけんかが原因で野球部を退部、高校も退学となった。当時の心境について、「甲子園に出場するという目標を失い、何をして良いか分らなくなった」と振り返る。

 社会人野球など再び野球選手としての道も模索したが、『甲子園出場』という夢が破れたことにより、徐々に野球への情熱を失っていった。一方で、家族の影響で昔から好きだったボクシングでプロボクサーを目指そうという思いに至り、2015(平成27)年、同ジムに入門。翌年、C級プロテストに合格し、デビューから4連勝を飾るなど順調にキャリアを積み上げ、2018(平成30)年には全日本フライ級新人王と技能賞を獲得した。

 今回対戦する神崎靖浩選手(倉敷守安)は、2019年度、2020年度、西日本フライ級新人王を獲得した強敵。試合を約1カ月後に控えた湊選手は「前回の王座決定戦で負けてからも強い相手と戦い続けてきた。このジムでまだ誰も獲ったことのないタイトルなので、ぜひベルトを加古川に持ち帰りたい」と意気込む。

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