加古川のコミュニティー放送局「BAN-BANラジオ」が1月17日、ラジオ放送を使った防災訓練「東播磨ラジオシェイクアウト訓練」を行う。
同訓練は2020年11月に続き2回目。同局放送エリアの加古川市、高砂市、稲美町、播磨町と共同で行う。シェイクアウト訓練はアメリカ発祥の地震防災訓練で、参加者が一斉に行う訓練のこと。基本は3つの動作で、「低い姿勢を取ること」「頭を守ること」「動かないこと」。基本動作が3つと少ないため気軽に行え、繰り返すことでとっさの行動につながるという。
同局スタッフの石川麻優さんは「ラジオシェイクアウト訓練は、コロナ禍でも同じ会場に集まることなく、自宅や職場でもラジオやスマートフォンのラジオアプリがあれば参加できる。訓練当日はすぐに取り組むことができる防災情報も併せてラジオで伝えたい」と話す。
「防災訓練は住民参加が不可欠。自治体とラジオ局が共同で実施することで広く住民に周知することができる」と石川さん。「災害時は、ラジオ放送で、地域のライフラインや被災時の生活に役立つ情報を発信する。いざという時にはラジオを活用してもらえれば」とも。
訓練は11時から約15分間。同局対象エリア内でFM86.9メガヘルツを受信することで聴取可能。