東はりま夜間休日応急診療センター(加古川市東神吉町、TEL 079-431-8051)が11月1日、旧加古川西市民病院の職員駐車場跡地に開設する。
同センターは東播磨2市2町(加古川市、高砂市、稲美町、播磨町)の休日や夜間の一次救急医療拠点として開設。比較的症状の軽い患者の診療に対応する。これまで夜間急病に対応していた加古川夜間急病センター(加古川市米田町)は建物の老朽化に伴い同センターと統合になる。
センターの建物は鉄骨2階建て。床面積は1336平方メートル。診察室は7室(うち隔離診察室は2室)と検査室やエックス線室を設置。感染症が疑われる患者にも対応できる。診療科目は内科と小児科。加古川医師会と高砂市医師会に所属する医療機関が当直制で対応してきた休日の応急診療を同センターに統合することで、安定した地域の医療サービスの提供を図る。
10月17日には関係者向けの内覧会が行われた。訪れた岡田康裕加古川市長は「これまで休日は医師会の先生達に持ち回りで対応してもらっていたのが1カ所になり、市民・町民にも分かりやすくなったと思う。診察室が5つあり、隔離をするスペースもある。新型コロナウイルスを意識した設計になっているので、安心して利用してほしい」と話していた。
休日の診療時間は9時~18時。夜間の診察時間は、内科=21時~翌6時。小児科=21時~24時。